ネタなしの日はランチの写真で(笑)
那覇エリアでは割と上位ランクに入る沖縄そば屋さん。
こちらは三枚肉そば530円。
美味しい。



ネタなしと見せかけて、実は今日出会った素敵な話をご紹介。



「親孝行したくなる話」

大学が決まり、ひとり暮らしをはじめる前日、親父が時計をくれた。
金ピカの趣味の悪そうな時計だった。

「金に困ったら質に入れろ。多少金になるだろうから」

そう言っていた。

二年生のある日、ギャンブルにハマり家賃が払えなくなった。
途方に暮れていた時、ハッと気がつき、親父の時計を質に持って行った。

紛れもない偽物であることが判明した。

すぐに親父に電話した。

俺「おい!偽物を子供につかませるなよ!」

親父「なっ!あてになんねーだろ?人の言うことなんざ」
   「困った時にこそ裏切られるんだよ、最後の頼みの綱になー。ガハハハハ!これが俺の教育だよ」
   「で、いくら必要なんだ?金に困ったんだろ?」

俺「…。。。あきれるわ。十二万貸して下さい」

親父「明日振り込むから、何があったかは聞かない。金がない理由は親に言えない理由が多いわな!」
   「ガハハハハ!女にでもハマったか?バカ息子が!ガハハ!」

正直、心底ムカついたが、親父の声は俺を安心させてくれた。
今思うと、小さい会社だが経営者らしい教育だったのかと思う。

そんな親父も去年の夏、ガンで死んだ。

往年の面影も消え、ガリガリになった親父がまた時計をくれた。
まだ箱に入ったまんまの時計だった。
必死で笑顔をつくりながら言った。

親父「金に…困ったら…質にでも…入れろや」

オメガのシーマスターだった。
奇しくもその日は俺の誕生日だった。

俺「親父の時計はあてになんねーから質にはいれないよ」

二人で笑った三日後、親父は死んだ。。。

親父が死んだ今も、金ピカの時計はメッキもはげたがまだ時を刻んでいる。



という話。
みなさんはどう感じましたか?



明日はOFF。
久しぶりに親父にメールでも送ろうと思う。

こういう話に弱くなってきたのは歳のせいかな?チキショーッ!